「転職エージェントの複数利用は、担当者に失礼ではないか?」
「規約違反にならないか?」
上記のような不安を抱えながら、転職活動をしていないでしょうか?
結論として、転職エージェントの複数利用はルール違反ではありません。
ただし、複数利用の仕方を誤ると求人企業や転職エージェントからの信用を失い、不採用の原因となることがあります。
本記事では、転職エージェントの複数利用のメリット・デメリットから、押さえるべき注意点まで詳しく解説します。
波風を立てずに複数の転職エージェントと付き合うコツがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
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転職エージェントの複数利用は可能

前述したように、転職エージェントの複数利用はルール違反ではありません。
リクナビNEXTの調査によると、転職活動時の転職エージェント・転職サイトの平均利用社数は、2.3社であることがわかりました。
| 転職サービスの利用社数 | 割合 |
| 1社 | 26.6% |
| 2社 | 33.1% |
| 3社 | 26.1% |
| 4社 | 7.0% |
| 5社 | 7.0% |
| 6社以上 | 0.0% |
参照:リクナビNEXT「転職サイト・エージェントはいくつ使った?1社の場合と複数の場合のメリット・デメリットを紹介」
2社以上の転職サービスを利用しているのは、全体の73.4%を占めています。
上記のデータを踏まえると、複数の転職サービスを比較しながら転職活動を進めるのは、珍しいことではないといえます。
転職エージェントを複数利用する4つのメリット

転職エージェントを複数利用するメリットは、以下の4つです。
- 検討できる求人数が増える
- 担当者を比較できる
- 多角的なアドバイスを受けられる
- 転職エージェント間での競争原理が働く
それぞれについて解説します。
検討できる求人数が増える
転職エージェントごとに得意ジャンルが異なるため、複数利用によって紹介される求人の幅が広がるのが大きなメリットです。
また、企業は採用戦略上の観点から、特定の転職エージェントにだけ求人を依頼することあります。
そのため、複数の転職エージェントを利用すると「非公開求人」「独占求人」の紹介を受けやすくなります。
求人情報の取りこぼしを防げるので、転職における選択肢の多さを重視する方は、複数の転職エージェントを利用するのがおすすめです。
担当者を比較できる
転職エージェントの担当者(キャリアアドバイザー)の能力や性格には、個人差があります。
自分と相性の悪い担当者を選んでしまうと、ストレスを抱えながら転職活動を行わなければなりません。
複数の転職エージェントを利用することで、自分との相性を比較しながら担当者を選べます。
たとえば、以下のような観点で担当者の比較が可能です。
- 提案は的確か
- 自分の話を親身になって聞いてくれるか
- 自分が志望している業界の知識は十分か
相性の悪い担当者に依存するリスクを下げたい場合は、複数の転職エージェントを利用しましょう。
多角的なアドバイスを受けられる
複数の転職エージェントから意見をもらうことで、今まで見つけられなかった自分の強みや適職を見つけやすくなります。
たとえば、ある担当者から「経験を活かしてマネジメント職を目指すべき」と言われ、別の担当者からは「専門職のほうが市場価値が高い」と提案されたとします。
異なる視点からのアドバイスを得ることで、自分の市場価値を客観的に把握し、転職の選択肢を広げることが可能です。
自分一人で考え込まず、転職エージェントの視点も取り込みながら、適職を探していきましょう。
転職エージェント間での競争原理が働く
「転職を成功させるために他社も利用している」と伝えることで、転職エージェントの担当者に適度な緊張感を持たせやすくなります。
転職エージェントもビジネスなので、顧客が他社経由で転職すると、自社には収益が発生しません。
そのため「顧客の他社成約をなんとしても防ぎたい」と考えている担当者からは、以下のような手厚いサポートを受けやすくなります。
- 非公開求人の優先的な紹介
- より丁寧なコミュニケーション
- 通常よりスピード感のある対応
ただし、転職エージェントに複数利用の旨を伝える際は「優遇されて当然」という横柄な態度を取らないようにしましょう。
悪質な顧客とみなされ、むしろサービスの質が下がる恐れがあります。
丁寧な物腰で「情報収集」「比較検討」などの目的で、転職エージェントを複数利用していることを伝えましょう。
転職エージェントを複数利用する3つのデメリット

転職エージェントの複数利用には、メリットだけでなく以下3つのデメリットも存在します。
- スケジュール調整と連絡対応の手間が増える
- アドバイスの違いにより判断に迷いが生じる
- 報整理が追いつかない可能性がある
デメリットごとの対策と併せて解説します。
スケジュール調整と連絡の手間が増える
複数の転職エージェントを利用すると、各社とのやり取りの手間が生じます。
特に転職エージェントへの登録直後は、面談の日程調整や求人紹介の連絡が各社から頻繁に届くため、対応に多くの時間を取られがちです。
仕事をしながら転職活動する場合、頻繁な連絡への対応が大きな負担になることがあります。
手間を減らすために「基本的にメールにしてもらう」「返信は平日の18時以降にする」など、自分なりのルールを担当者に共有しましょう。
アドバイスの違いにより判断に迷いが生じる
転職エージェントの担当者ごとに考え方や方針が違うため、正反対のアドバイスを受けることがあります。
たとえば「A社が推薦した企業を、B社からはやめておけと言われた」といった状況です。
異なる意見を鵜呑みにすると、何が自分にとっての正解か分からなくなります。
転職活動を始める前に、以下の内容について自己分析をしておくと、迷いが生じにくくなるのでおすすめです。
| ・転職の目的と優先順位 ・転職で絶対に譲れない条件と妥協できる条件 ・10年後を見据えた中長期的なキャリアビジョン |
複数の転職エージェントから正反対のアドバイスを受けた際は、自己分析でまとめた内容を元に転職判断を行いましょう。
情報整理が追いつかない可能性がある
多くの転職エージェントから大量の求人を紹介されると、情報の整理が追いつかなくなる可能性があります。
情報整理が追いつかないことによるデメリットは、以下のとおりです。
| ・どのエージェントからどの企業に応募した忘れてしまう ・似たような求人が多く、優先順位がつかなくなる ・過去に調べた企業情報や転職アドバイスを忘れてしまう |
重要な情報はメモに残す・利用する転職エージェント数を減らすなどして、情報の過度な流入を防ぎましょう。
転職エージェントの複数利用時の注意点3選

何も考えずに転職エージェントを複数利用し続けると、思わぬトラブルに遭遇するリスクが高まります。
以下3つの注意点を把握した上で、複数の転職エージェントを利用しましょう。
- 同じ求人へ重複応募をしない
- 担当者に他社利用を隠さない
- スケジュールをバッティングさせない
同じ求人へ重複応募をしない
転職エージェントを複数利用をする際は、重複応募に気をつけましょう。
重複応募とは、同じ企業の同じ求人に転職エージェントA社とB社の両方から応募することです。
重複応募が発覚すると、採用企業側から「手当たり次第に応募している」と判断され、不採用になるリスクが生じます。
また、転職エージェントからの信用も失い、サポートを受けられなくなる可能性もあります。
求人への応募前には、過去に別の転職エージェント経由で応募していないか確認しましょう。
担当者に他社利用を隠さない
転職エージェントとの初回面談時に、他社利用の有無について聞かれることがあります。
他社利用の事実を伝えることに大きなデメリットはないので、転職エージェントの併用状況については正直に回答しましょう。
むしろ「転職エージェントを複数利用している」と伝えることには、以下のメリットがあります。
| ・重複応募を未然に防げる ・最終面談数を共有することで、内定が出た際の回答期限を調整できる ・競争原理が働き、手厚いサポートを受けられることがある |
上記のメリットを享受するためにも、転職エージェントを複数利用していることは、早めに担当者に共有しましょう。
スケジュールをバッティングさせない
複数の選考が同時進行すると、面接の日程が重なる「バッティング」が起きやすくなります。
バッティングが発生すると、不採用や転職エージェントからの信用を損なうリスクが生じます。
バッティングを防ぐために、カレンダーアプリやスプレッドシートなどを使い、スケジュールを一元管理しましょう。
スケジュールには日時だけでなく以下の項目を記載すると、情報を整理しやすくなるのでおすすめです。
| ・応募企業名 ・経由した転職エージェント ・現在の選考状況 ・次のアクション |
頭の中だけでスケジュール管理をするとバッティングが起きがちなので、目に見える形で記録を残しましょう。
複数の転職エージェントうまく利用するためのコツ3選

複数の転職エージェントを効率よく併用するには、以下3つのコツを意識するのがおすすめです。
- 最終的には転職エージェントを1~2社に絞り込む
- 担当者に他社利用を隠さない
- メインとサブの役割分担をする
それぞれのコツについて、詳しく解説します。
最終的には転職エージェントを1~2社に絞り込む
情報収集のために、転職エージェントを3社~4社利用するのは有効ですが、選考が進むと各社とのやり取りが大きな負担になります。
複数の企業から面談オファーが届いた段階で、メインでやり取りする転職エージェントは1社~2社に絞り込むのがおすすめです。
転職エージェントを絞り込むことで、担当者と密にやりとりができ、質の高い面接対策などをしやすくなります。
最初は広く浅く情報を集め、徐々に質を重視した動き方にシフトするイメージで、転職エージェントを活用しましょう。
大手総合型と特化型のエージェントを併用する
転職エージェントは、大きく分けると「大手総合型」と「特化型」の2種類があります。
| エージェントの種類 | 特徴や強み |
|---|---|
| 大手総合型 | ・業界や職種を問わず、膨大な求人数を取り扱う ・転職の選択肢が増え、未経験の職種にも挑戦しすい ・代表的な会社はリクルートエージェントやdodaなど |
| 特化型 | ・IT業界やコンサル業界など特定の領域に求人に強い ・担当者が業界出身者であることも多く、業界への理解が深い ・代表的な会社はレバテックキャリア・アクシスコンサルティングなど |
大手総合型のエージェントは、求人数は多いものの、特定業界に関する専門知識や強みを持ち合わせていない傾向にあります。
特化型エージェントは、特定業界に対する専門知識はあるものの、求人数が少なくなりがちです。
大手総合型エージェントで広く求人をチェックしつつ、特化型エージェントで志望業界の求人を深掘りしていくと、抜け漏れの少ない転職活動をしやすくなります。
メインとサブで役割分担する
すべての転職エージェントと密に連絡を取り合おうとすると、自分に大きな負担がかかります。
負担を減らすために、転職エージェントの中でもメインとサブで役割を分けて対応しましょう。
自分の転職方針に合うメインの転職エージェントには、応募手続き・面接対策・条件交渉などを任せ、密に連絡を取り合います。
サブの転職エージェントは、メインの転職エージェントからは得られない求人情報を得る目的で活用し、やり取りは少なめに抑えます。
メインとサブの転職エージェントをうまく使い分けることで、やりとりの負担を減らしつつ、求人情報の取りこぼしを少なくできるのでおすすめです。
年代・職種別|転職エージェントの組み合わせ例

自分の年代やキャリアを考慮し、転職エージェントを複数組み合わせると、効率よく転職活動を進められます。
こちらでは、以下3つのパターンで転職エージェントの組み合わせ例を紹介します。
- 20代・第二新卒
- 30代・ミドル層
- ハイクラス・管理職
20代・第二新卒
20代・第二新卒の転職では、若手へのサポートが手厚い転職エージェントや、未経験OKの求人を多く持つ転職エージェントを組み合わせるのがおすすめです。
20代・第二新卒におすすめの組み合わせ例は、以下のとおりです。
| サービス名 | 種類 | 目的 |
|---|---|---|
| マイナビエージェント | 大手総合型 | 20代向けの求人のチェックや相談先として活用する |
| リクルートエージェント | 大手総合型 | アクセスできる求人母数を増やす |
| ハタラクティブ | 特化型(若手・未経験) | 未経験歓迎の求人によって経歴不安をカバーする |
大手総合型で求人情報を広く集めつつ、若手特化型で採用されやすい求人を確保しながら、転職活動を進めましょう。
30代・ミドル層
30代・ミドル層の求人では、実務経験や過去の実績が重視されます。
幅広い求人を扱う大手総合型と、自分の専門性を評価してもらえる特化型の転職エージェントを組み合わせると、効率よく求人情報を集められます。
30代・ミドル層向けの転職エージェントの組み合わせ例は、以下のとおりです。
| サービス名 | 種類 | 目的 |
|---|---|---|
| doda | 大手総合型 | 豊富な転職ツールを活用し、自分の市場価値を確かめながら転職活動を行う |
| JACリクルートメント | 大手総合型(ハイクラス向け) | ミドル層以上の求人母数の確保する |
| 業界特化型エージェント(例:レバテックキャリア等) | 特化型 | 業界の専門知識を持つ担当者から、自分にマッチした求人紹介を受ける |
「過去の経験や専門性を踏まえた自分の市場価値がよくわからない」という場合は、転職エージェントに自分の市場価値を算出してもらうのもおすすめです。
ハイクラス・管理職
年収800万円以上や管理職を目指す転職では、ハイクラス転職に特化したエージェントを利用するのがおすすめです。
また、十分に転職活動に時間をかけられない場合は、企業側から声がかかる「スカウト型」の転職サービスも積極的に利用しましょう。
ハイクラス・管理職におすすめの組み合わせ例は、以下のとおりです。
| サービス名 | 種類 | 目的 |
|---|---|---|
| JACリクルートメント | 大手総合型(ハイクラス向け) | ハイクラス向けの求人母数を確保する |
| リクルートダイレクトスカウト | スカウト型 | 企業やエージェントからの声がけによって転職の選択肢を増やす |
| ビズリーチ | スカウト型 | 特定のヘッドハンターが扱う急募案件などの紹介を受ける |
ハイクラス向けの転職エージェントを利用しつつ、スカウト型の転職サービスも利用することで、希少な求人に出会える可能性が上がります。
転職エージェントの複数利用に関するQ&A

転職エージェントの複数利用に関する以下3つの質問に、Q&A形式で回答します。
- Q.転職エージェントの利用をやめる際はどう伝えればいい?
- Q.転職サイトと転職エージェントは併用できる?
- Q.転職エージェントの掛け持ちは何社までOK?
Q.転職エージェントの利用をやめる際はどう伝えればいい?
A.感謝の気持ちを添えて、電話やメールで利用停止を伝えれば問題ありません。
複数の転職エージェントを利用して転職活動を進めていると、利用しなくなる会社が出てきます。
気まずいからと、利用しなくなった転職エージェントからの連絡を無視するのは、おすすめできません。
メールや電話で「他社で内定が決まりました」「サポートの停止を希望します」と正直に伝えましょう。利用停止の旨と併せて、サポートへの感謝の気持ちを文章や言葉で伝えるのがおすすめです。
▼メールでの例文
| 件名:転職活動終了に伴うサービス利用停止のご連絡(氏名) 本文: 〇〇エージェント 〇〇様 いつもお世話になっております。(氏名)です。 この度、他社経由で応募していた企業より内定をいただき、入社を決意いたしました。 つきましては、誠に勝手ながら貴社のサービスの利用を終了させていただきたく存じます。 〇〇様には親身に相談に乗っていただき、多大なるサポートをいただいたこと、心より感謝申し上げます。 末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。 |
再転職する際に同じエージェントを利用する可能性もあるので、最後は誠実な対応で終えるようにしましょう。
Q.転職サイトと転職エージェントは併用できる?
A.転職サイトとの併用は可能ですが、併用状況は転職エージェントの担当者に共有しましょう。
リクナビNEXTのような転職サイト(自力で求人を探して応募するサイト)と、転職エージェントの併用は可能です。
それぞれの転職サービスのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
| 転職サービスの種類 | メリット | デメリット |
| 転職エージェント | 手厚いサポートがある | 自分のペースで求人を見にくい |
| 転職サービス | 自分のペースで求人を見れる | 手厚いサポートがない |
転職サイトと転職エージェントを併用することで、自分のペースとサポートのバランスの取れた転職活動を行えます。
ただし、重複応募を防ぐため、転職サイトから応募した求人については、転職エージェントの担当者に情報を共有しましょう。
Q.転職エージェントの掛け持ちは何社までOK?
A.掛け持ちの数に上限はありませんが、多くても3~4社に留めるのが無難です。
転職エージェント側のルールとして、掛け持ちの数に上限はありません。
ただし、掛け持ちしている転職エージェント数が増えすぎると、日程調整の連絡だけで手一杯になります。
結果として、一つひとつの求人を吟味したり、面接対策をしたりする時間がなくなってしまいがちです。
最終的に1~2社の転職エージェントとやり取りができればよいので、3~4社の併用から始めて徐々に絞り込みを行うのがおすすめです。
まとめ:複数の転職エージェントを賢く活用しよう

本記事の内容についてまとめます。
- 転職エージェントの複数利用は可能だが、メリット・デメリットを理解しての使い分けが重要
- 複数の転職エージェントを利用するメリットは、転職の選択肢が増えることや担当者の比較ができること
- 転職エージェントの複数利用のデメリットは、連絡の手間が増えることや判断に迷いが生じること
- 転職エージェントを複数利用する際には、重複応募やスケジュールのバッティングへの注意が必要
- 大手総合型や特化型の転職エージェントを組み合わせるのがおすすめ
複数の転職エージェントを味方につけることで、自分の市場価値を正しく評価でき、納得のいく転職をしやすくなります。
まずは気になった転職エージェントを3~4社ピックアップし、詳細を確認しましょう。
なお、比較検討する転職エージェントの候補としておすすめなのが、dodaです。
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